カイロプラクティックについて

カイロプラクティックはアメリカで生まれた手技療法です。背骨〜骨盤の動きを整えることで神経機能を正常化させ、本来備わっている自然治癒力を活性化させようとする施術法で、カイロプラクティックを行う者をカイロプラクターと呼びます。当院では姿勢分析,理学検査,神経学検査を行った上で背骨の動きをチェックし、動きが減少している部分に対して主にアジャストメントと呼ばれる方法で手技を施し、背骨の動きを改善させます。背骨の動きが改善されれば脊柱管内外の神経の働きが整うようになり、これが自律神経を整えることに繋がると言われています。

姿勢分析

問診を終えた後、立った状態,座った状態での姿勢を観察し分析していきます。　発症している症状が姿勢悪化からきているケースがあるため、この姿勢分析では背骨の歪み,身体の重心位置バランスを主にチェックし、症状の原因となっている要素を分析していきます。また、アメリカではカイロプラクターはレントゲン撮影を許可されているのでレントゲンを撮って背骨の歪みや状態を把握できますが、当然のことながら日本では許されていないため、私たち日本人カイロプラクターにとって姿勢分析は状態把握するために理学検査などと合わせて非常に重要な意味を持つ検査となります。　

カイロプラクティック施術の流れ

各種検査

姿勢分析を終えた後は理学,神経学,可動域,筋力,触診などの各検査を行います。手足の軽いシビレでも脳,脊髄などの中枢神経の病変から由来していることもあるため、これらの検査は患者さんの症状が当院で施術できる範囲の症状なのかどうかを見極めるために非常に重要なものとなります。　また当院はアプライドキネシオロジーというテスト法を取り入れており、神経と筋肉の機能性がしっかり働いているかどうかを調べるために筋力検査を細かく行っています。　検査の最後には触診検査を行い、骨盤〜背骨の歪みや動き,四肢の関節の機能性をチェックして、手技でアプローチするべき部分を絞り込んでいきます。

アジャストメント〜再評価

アジャストメント(以下アジャスト)とはカイロプラクティックの特徴的な手技で、可動性が減少している関節に対して瞬間的な力を与えて動きを修正する施術法です。触診検査によって手技を施すべき部位　(動きが硬くなった部分) が絞り込まれたら、その部位をアジャストで修正して、可動性を回復させるようにしていきます。当院はアジャストをメイン手技として施術していますが、アジャストが苦手な方や,高齢でアジャストが適応しない方には揺れるような振動を与えて修正する手技でアプローチしていきます。　アジャストにより調整を終えた後は再び検査を行ったり,患者さんに主症状を確認して頂いて、手技での微調整が必要かどうかを確認し,ご自宅でできるセルフケア法などをお伝えしております。

自律神経を考えた施術

私が行うカイロプラクティックの施術では、第１頚椎と後頭骨の動き　(環軸関節•環椎後頭関節)　を修正することを重要視しています。この部位はヒトの生命機能を統率する脳幹部に近いため、これらの部位の可動性や筋肉の状態は神経系, 特に自律神経機能と大きな関わりを持つと考えているからです。実際にこの部分をアジャストしたり手技でアプローチすると、「眠りやすくなった、呼吸がしやすくなった」とのお声を頂きます。自律神経症状でお困りの方はぜひ一度当院のカイロプラクティックを受けてみてください。洗練されたテクニックを以って施術させて頂き、きっと体の奥から目覚めるように変化を感じて頂けると思います。

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